THE WATANABE COLLECTION

古書画(屏風・掛軸等)

関ケ原合戦図屏風(部分・六曲一双)
関ケ原合戦図屏風(部分・六曲一双)
渡辺美術館が収蔵する古書画は、日本と中国を中心に数千点にのぼります。
画の半数以上は日本画で、450 年ほど前の桃山時代を筆頭に、中近世の作品を中心に収蔵しています。
日本画の代表的な収蔵品は、宮廷文化の象徴ともいえる日本古来の画風・やまと絵、武家文化を象徴する狩野派など。

江戸時代に中国等の海外の影響を受けて新しい境地を見出した南蘋派や南宗画(南画、文人画)派、黄檗派、多様な技法を吸収して独自に発展した円山四条派、庶民文化の象徴ともいえる浮世絵なども多数収蔵しています。
特に土佐光吉「曽我物語図屏風」は同物語を描いたものの中では国内最古(桃山時代)と言われているほか、島津勢の敵陣突破が描かれた他に類を見ない構図の「関ケ原合戦図屏風」、描かれた朝鮮通信使の時代が特定された珍しい「洛中洛外図屏風」など、歴史的にも貴重な資料となっています。
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