
鳥取県東部の浦富海岸近隣にアトリエを構え、独特なスタイルの制作活動を続ける現代アーティスト・岡野元房氏。今回の展覧会では、因州和紙と洋紙を用いた立体オブジェと墨絵で、夏の海辺に集う家族の温かい情景と「家族の幸せ」を表現。海辺での自然、家族との触れ合いを通じ、子供たちに豊かな感情が生まれ、新たな「扉」を開いていく姿への深い洞察が込められています。
和紙の柔らかな風合いと墨絵の繊細なタッチは家族の絆を、立体オブジェは海辺の躍動感を描き出します。浦富海岸の自然から生まれた岡野氏のアートは、私たち自身の夏の記憶や家族への想いを呼び起こし、「家族の幸せ」という普遍的なテーマについて考えるきっかけを与えてくれます。