企画展

開催終了

特別展
会期/2022年12月21日~2023年03月31日
刀装具の世界~技巧・造形美と鳥取藩の鐔師たち

 鳥取県が主宰する「刀剣フォーラム」では毎年、因伯の名工によって作刀された日本刀の魅力を講演や展覧会を通じて紹介しています。このたびは刀剣に比べて紹介機会の少ない刀装具、特に「鐔(つば)」に焦点を当て、鳥取県及び県立博物館と当渡辺美術館が連携した企画「刀装具の世界~技巧・造形美と鳥取藩の鐔師たち」を実施します。
 江戸時代になると武具にも装飾性が求められるようになり、きらびやかで豪華なものも作られるようになりました。刀装具も鞘(さや)に螺鈿細工が、鐔には透彫りが施されたりします。特に鐔の彫金は緻密でユニークなものも少なくなく、専門のコレクターがいるほどです。
 そこで当館では、鳥取藩お抱えの因州駿河一派の手によるものを中心に、60余点の鳥取ゆかりの鐔を一挙公開! 鳥取の金工・鐔工の系譜を追いながら、彫金鐔の魅力に迫ります。
 ※当館の展示は3月末まで延長します。

■連携施設での催し
1.フォーラム
 日時:令和5年2月19日(日) 13:30~15:30
 会場:鳥取県立博物館講堂
 主催:鳥取県
 共催:公益財団法人 渡辺美術館
 後援:鳥取市教育委員会、日本海テレビ  
 内容:・講演「(仮)刀装具~超絶技巧の世界」
      内藤直子氏(大阪歴史博物館学芸課学芸第二係長)
    ・ディスカッション「刀装具の世界~技巧・造形美と鳥取藩の鐔師たち」
      内藤直子氏、来見田博基氏(鳥取県立博物館主任学芸員)、
      大垣舞氏(元日本海テレビアナウンサー)、高尾浩司(鳥取県文化財課課長補佐)

    ※フォーラムの参加にあたっては、事前申し込みが必要です。
     定員及び申し込み方法等は、後日、鳥取県文化財課HPでお知らせします。

2.連携展示
 日程:2022年12月20日(火)~2023年2月26日(日)
 会場:鳥取県立博物館常設展 歴史・民俗展示室「歴史の窓」コーナー
 内容:鳥取藩の鐔師因州駿河の鐔と鐔形(鐔の下絵)を展示