企画展

開催終了

企画展
会期/2022年06月04日~2022年07月23日
刀―無銘展― 埋もれた名刀を探せ!

日本刀には「銘」が刻まれており、作者や製作時代などを見極める重要な手掛かりになります。しかし中には、古刀を使用者が身の丈に合わせて短くしたり、奉納刀など刀工があえて入れなかったりと、銘がない刀――「無銘刀」も多いのが現状。真贋を含めその見極めは、より難しいものとなります。
とは言え、銘の有無と刀の品質には直接関係がありません。名将・上杉謙信の愛刀「山鳥毛」(国宝)や源氏の宝刀「薄緑(膝丸)」(重文)など、無銘でも古の強者たちに愛された名刀も少なくないのです。
このような無銘刀を見極める手助けとなるのが地金や刃文、姿など。銘に頼らず、作者や時代、製作地を“なぞ解き”のように楽しみながら解き明かせるのが「無銘」の醍醐味であり魅力なのです。
本展覧会では、因幡刀工・金崎秀壽氏の監修のもと、「古青江」や「筑州左」など当館所蔵の無銘刀約20振りを展示。折り返し銘や額銘などの珍しい刀も紹介します。名もなき刀たちとの出会いを、ぜひお楽しみください。
※会期を7月23日(土)まで延長します

刀匠・金崎秀壽氏によるギャラリートーク ※定員に達したため締め切りました
2022. 6.12(日)、7.10(日) 各10:30-
鳥取市在住の刀工・金崎秀壽氏に、展示刀の解説を交えながら、「無銘刀」の見方などについて語っていただきます。
※各回定員20名
※要予約(Tel. 0857-24-1152)
※参加費無料(要入館料)